就職するためには、就職のために必要なこと、就職してからの将来のことなどを事前に整理し準備する必要があります。
このページでは、就職準備から就職後の基礎的な7つのステップを記載しました。以下の流れを参考にし、スムーズな就職を目指しましょう。
また、福岡県子育て女性就職支援センターでは、就職に関する相談から、情報提供、セミナーの実施、就職のあっせん、就職後のフォローまで、きめ細かに支援を行っています。
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仕事探しを始める前に、「なぜ自分は働くのか」「自分が将来どうなりたいか」など、自分を知ることは非常に重要です。働く目的をしっかりと確認し、ライフプランを考えることで、選ぶべき仕事が見えてきます。自分を見つめなおし、以下のことを整理しましょう。


  • ●働く目的は?
    「家計のため」「将来の生活力のため」「社会の中で能力を伸ばしたいから」「自分の時間が欲しいから」など、働く理由は一人一人異なります。まずは、なぜ働こうと思っているのかを考えましょう。
    特に、家族がいる場合には、家族の理解が必要になる場合もあります。家事の分担や家庭への影響など、事前に話し合っておくことも必要です。

  • ●仕事を選ぶ上で最も大事なのは?どんな仕事に就きたい?
    「自宅近くの仕事」「育児との両立がしやすい仕事」「収入の良い仕事」「自分の経験を活かせる仕事」「生きがいが持てる仕事」など、目的にあった仕事選びが必要になってきます。

  • ●これまでの自分のキャリアは?
    「高校、大学での専攻分野」「これまでの仕事の経験」「取得した資格」などを洗い出してみましょう。それは就こうとしている仕事で役に立つものかどうかも考えてみてください。

  • ●将来どうなりたい?
    働くにあたり「家庭」、「お金」、「健康」、「人間関係」、「プライベート」などに様々な変化が生じます。どんな働き方をすれば将来が良くなるか考えましょう。また、考えがまとまったら、将来のプランを立ててみましょう。

働く目的、就きたい仕事、将来のビジョンなどが見えたら、次は働く条件を整理しましょう。条件をまとめることで、自分に合った仕事探しが楽にできるようになります。


  • ●希望条件を具体的にし、さらに優先順位をつけましょう。
    まずは、自分の希望する条件を具体的に書き出してみましょう。 書き出す個数は人それぞれですが、3~5個くらいが適当です。 また、お仕事探しを始めると、自分の希望が完全にかなうものはなかなか見つからないことに気付きます。 そこで書き出した条件に優先順位をつけ、「譲れない条件」、「妥協できる条件」を整理しておくと、 お仕事探しがスムーズになるでしょう。

  • 希望の書き出し、優先順位づけの例
    1位:仕事の内容(PCを使う事務作業)
    2位:通勤時間(車で30分以内)
    3位:休める日(土、日、祝日とあと1日)
    4位:時給がなるべく高い(時給900円以上

  • ●いつから働く?
    離職期間の長さによるブランク、就職活動の準備状況、自分の体調、子育てや親の介護の状況などにより、 働き始められる時期は様々です。「すぐにでも」「○月から働きたい」「子どもが○○歳になってから」など、できるだけ具体的な時期を決めておくことが大切です。

  • ●自分にできる働き方は?
    「正社員として働きたい」「勤務可能な時間にパートとして働きたい」など、自分の目的にあった働き方を考えましょう。 正社員であれば、多くの場合収入は高くなりますが、残業などの時間的拘束が付いてきます。また、パートであれば、「勤務可能日数」「休日」「雇用期間」などの条件を深く整理しましょう。

  • ●(家族がいる場合)家庭への影響は
    「家族は理解してくれているか」「仕事と子育てを両立できるか」「家事を夫とシェアできるか」「保育料と収入のバランスはどうなるか」 「扶養控除や社会保険料負担はどうなるか」「子どもの体調不良など、もしもの時にどうするか」なども仕事探しを始める前に細かく整理しておきましょう。

就職に際し、法律上資格がなければ働けない資格(医師、弁護士、看護師資格等)、企業が資格の取得を課している資格、 取得していれば採用時に優遇される資格があります。自分が就きたい仕事にどんな資格・スキルが求められているかを事前に調べましょう。 福岡県では、資格・スキルを身につけられる職業訓練事業を実施しています。また、市町村や民間会社でも多くのセミナーが開催されていますので活用しましょう。


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※就職試験では、受験資格に実務経験を求める企業もありますので求人票や募集要項は細かくチェックしましょう。

求人情報の収集方法は、主に「自分で見つける」「公的機関を利用する」
「民間の職業紹介サービスを利用する」「派遣会社に登録する」の4つに分けられます。
自分に合った見つけ方を行いましょう。


  • ●自分で見つける
    自宅でも簡単にできますが、掲載情報が古い場合や、インターネットの口コミサイト情報の正確性など、入手できる情報の正確性が問われます。 その他、自分の身の回りのつながりで仕事を紹介してもらうことなども含まれます。

  • ○インターネットの求人情報サイトに登録する(リクナビ、マイナビなど)
    ○求人情報誌、新聞折り込みなどを調べてみる
    ○知人に紹介してもらう など

  • ●公的機関を利用する
    国や県、市町村が運営している職業紹介機関を利用する方法です。就業の相談も受けている機関がほとんどで、 お仕事探しと同時に色々な悩みを解決できるメリットがあります。また、求人情報の提供だけではなく、就職のあっせんを行っている機関もあります。

  • ○ハローワーク、マザーズハローワーク
    ○子育て女性就職支援センター
    ○母子福祉センター など

  • ●民間の職業紹介サービスを利用する
    職業紹介事業者を利用する方法です。各社が持つ求人情報からマッチングを受けることができます。正社員だけではなくパートタイムの求人を持っている会社もあります。
    会社によって得意分野が異なるので、問い合わせてみましょう。

  • ●派遣会社に登録する
    派遣会社に派遣登録を行う方法です。この場合、自分のスキルや条件にマッチした案件がある場合に仕事を紹介してもらえます。 時給はパート・アルバイトよりも高額になる場合が多く、また雇用期間が定められているため、「子どもが○歳になるまで」など、 期間を定めて働く場合には有利だと言えます。また、派遣期間終了後、派遣先に直接雇用されることを前提とした紹介予定派遣もあります。 ただし、試用期間や見習い期間などはないことが多く、即戦力として必要とされることがほとんどです。整理しておきましょう。

就職試験には、選考試験、面接を行う企業がほとんどです。選考試験では、書類選考により応募書類(履歴書・職務経歴書など)だけで 合否を判断するものがあります。また、面接では、話す内容だけではなく、話し方から礼儀作法やメイクまで見られるため、十分な対策が必要です。
また、福岡県子育て女性就職支援センターでは、「履歴書、職務経歴書の書き方」「面接対策」をはじめとする、就職に向けた様々なセミナーを開催しています。 自分の魅力を応募先の企業に上手く伝えるためのコツを身につけたい人はぜひ受講しましょう。


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  • ●履歴書
    履歴書ではあなた自身を見られています。必ず丁寧に、しっかりと書きましょう。最近ではパソコンで履歴書を作成することも多くなっています。 企業からの指定がなければどちらでも構いませんが、まだ手書きで提出する方が多数派ではあります。また、面接に備え、作成した履歴書はコピーを取っておきましょう。

  • ○写真は3か月以内に撮影した証明写真を貼ります。写真の裏には氏名を書きましょう。
    ○学歴は学部学科まで正確に書きましょう。職歴は古い順から省略せずに書きましょう。
     会社は正式名称で。締めくくりには「以上」の文字を書きましょう。
    ○免許・資格については、取得予定のものも積極的に記載しPRしましょう。
     その場合は「○○の資格取得に向け勉強中です。(平成○○年○月取得予定)」などと書きましょう。
    ○志望動機については熱意をしっかりアピールしましょう。
     前職の経験を活かしたい場合には、具体的な経験を記入しましょう。
    ○本人希望記入欄には、希望がない場合でも「貴社規定に応じます」などと記入すれば丁寧です。
    履歴書の例(PDFが開きます)

  • ●職務経歴書
    職務経歴書は実務能力をPRできる書類です。現在はパソコンで作成することが一般的であり、様式も定まっていませんので、 レイアウトや見やすさを意識して作成することが非常に重要です。職務経歴書もコピーを取っておきましょう。

  • ○日付は履歴書と同一にしましょう。 ○職務内容では、具体的な名称や数字を入れるようにすると業務のボリュームが伝わりやすくなります。
     (○○ソフトを用いて業務を行った、年○回開催のイベントで成果を挙げた、○店舗の業務管理を統括した、など)
    ○資格や技能の欄には、現在取得中、勉強中のものもどんどん記載しましょう。
    ○使用可能なOAソフトを書く際には、「Word」「Excel」などのソフト名だけではなく、
     そのソフトを使って何ができるのかもしっかりと書きましょう。
    職務経歴書の例(PDFが開きます)

  • ●面接
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  • [身だしなみ]
    身だしなみで重要なのは、「清潔感」と「誠実さ」が伝わるようにすることです。
    頭の先から足の先まで気を配るようにしましょう。

  • ○ 髪 :長い場合はまとめましょう。フケなどが付いていないかも注意しましょう。
    ○服 装:できるだけスーツが好ましいです。服にはアイロンをしっかりかけ、
         しみやしわがないようにしましょう。
         また、スカートの丈や色使いにも注意しましょう。
    ○ 靴 :色や形は落ち着いた相応しいものを選び、きれいに磨いておきましょう。
         ブーツやサンダルは履いてはいけません。また、スニーカーもできるだけ避けましょう。
    ○手と爪:爪は短すぎず長すぎず、ちょうど良い長さにしましょう。
    ○化 粧:またあまり派手なマニキュアやネイルアートは使用しないようにしましょう。
    ○香 水:派手にしすぎるのも、ノーメイクも避け、健康的な印象を与えましょう。
         香りが強すぎるものは避けましょう


  • [礼儀作法・マナー]
    社会人としての基本です。また、面接官は一目見るだけで即座に、その人に礼儀作法・マナーが身に付いているかを判断できる人もいます。 細かな動き一つ一つを普段の生活の中で心がけるようにしましょう。

  • ○「語先後礼」というように、あいさつでは、言葉の後にお辞儀をすると丁寧な動作になります。
    ○笑顔は口角を上げ、相手が話しやすい柔らかな印象を与えるように練習しましょう。
    ○着席する際は、背筋を伸ばし、背もたれに寄りかからないようにしましょう。
    ○着席している間は、足の指先は揃えまっすぐに伸ばしましょう。
    ○担当者の目をしっかりと優しく見つめ、しっかりと「聞く姿勢」を作るようにしましょう。


  • [発言]
    面接は、「話す内容」よりも「その人の印象」の方が強く残ると言われています。しっかりと丁寧に話し、 「面接官に自分の印象を残す」ということが大切です。また、受ける前には企業研究をし、企業が欲しがっている人物像と自分のアピールポイント をすり合わせておくことも大事です。

  • ○相手の目を見て、はきはきとした受け答えをし、第一印象で好感度を上げましょう。
    ○丁寧語、尊敬語、謙譲語、その他の用語は正しく使えるようにしておきましょう。
    ○質問はある程度あらかじめ準備し、一貫性のある答えができるようにしておきましょう。


  • [よく聞かれる質問]
    下記一覧は多くの面接で聞かれる基礎的な質問です。質問はこれだけではありませんが、自分が伝えたいアピールポイントや目標がぶれなければ、 別の質問にも必ず対応できます。しっかりと準備をしておきましょう。

  • ○自己紹介をしてください
    ○志望動機を教えてください
    ○どうして当社を選んだのですか
    ○あなたの長所と短所を教えてください
    ○あなたにとって仕事とは何ですか(やりがい、こだわり、仕事をやる上で大事だと思うことなど)
    ○パソコンを扱うことはできますか
    ○(家族がいる場合)ご家族とは相談しましたか
    ○(子どもがいる場合)お子さんが小さいようですが、大丈夫ですか
    ○(前職がある場合)これまでの仕事での成功体験を教えてください
    ○(前職がある場合)どうして前の仕事を辞めたのですか
    ○何か質問はありますか


  • [失敗事例]
    最後に、面接でのNG行動を挙げておきます。面接は非常に緊張します。無意識にこれらの行動を取らないように十分な準備が必要です。

  • ○話が長い  :緊張するとどうしても話にまとまりがなくなり、長くなってしまいがちです。
            経歴やアピールポイントは明確かつ簡潔に、結論から話すようにしましょう。
    ○髪を触る  :非常に悪い印象を与えてしまいます。髪を触る癖がある人は気をつけましょう。
    ○目が泳ぐ  :キョロキョロしないようにしましょう。また、下を向けば暗い印象を与えてしまいます。
            どうしても目線を離すときは、面接官の肩の辺りを見るようにしましょう。
    ○言葉が崩れる:話し始めに「あー」、「えー」などを入れると言葉にすっきりした感じがなくなってしまいます。
            また、「○○じゃないですかー」といった砕けた言葉は話さないように注意しましょう。
    ○早口になる :緊張すると言葉が速くなってしまいます。
            一度深呼吸をし、気持ちを落ち着けて聞き取りやすい速さでしゃべるようにしましょう。

  • 福岡県子育て女性就職支援センターでは、登録者の方に対し、「履歴書や職務経歴書の書き方」「面接の受け方」の指導をしています。 また、セミナーでは、履歴書や面接の対策だけではなく、ペン字、カラーコーディネート、メイクアップなどの 「好感度アップ」につながるセミナーも開催しています。ぜひご利用ください。

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就職とは、雇用者と労働契約を結ぶことです。契約は、雇用者が「こんな条件で働いてください」との申し出に対し、 労働者が「その条件で雇われます」と承諾をする行為です。しっかりと、自分が考えているとおりの契約内容になっているか確認することも必要です。 労働基準法により、労働契約を結ぶ際に、雇用者は労働者に対し、労働条件を書面で明示する義務があります。この法律は正社員だけではなく、パート・ アルバイトにも適用されます。採用される際に、以下の内容が書面で明示されたかを確認してください。


    ●労働条件の明示には主に以下の事項が記載されていなければなりません
     ・雇用契約の期間(契約期間に定めがある場合には、更新の有無及び更新の基準)
     ・勤務地と仕事の内容
     ・労働時間、休憩時間、残業の有無、休日、休暇
     ・給料の額、締め日、支払日、支払い方法
     ・退職、解雇の事由及び手続き
     ・(パート・アルバイトの場合)昇給の有無、退職手当の有無、賞与の有無

  •  また、通知を受けた際に、当初の条件と異なっていないかを確認しましょう。

賃金の問題や、パワハラ・セクハラなど、労働に関する問題が生じた場合は、一人で悩まずに相談することが大事です。相談機関については、以下を参考にしてください。


  • ●労働問題全般
    福岡県労働者支援事務所
    賃金、解雇、いじめ、パワハラ、セクハラ等の労働問題全般の相談。労働組合に関する相談を受けています。

  • ●労働条件、職場の安全衛生、労災保険
    労働基準監督署
    労働法に基づく労働条件の確保や労災防止ための監督、指導を行っています。法律違反の事実を確認した場合には、事業主に対し是正勧告を行います。

  • ●男女の雇用機会均等、セクハラ、育児介護
    福岡労働局雇用均等室
    男女雇用機会均等法、パートタイム労働法、育児・介護休業法などの行政指導、紛争解決援助等を実施しています。