少子高齢化が進み、労働力人口が減少していくなかで、企業の持続的な成長のためには、
優秀な人材の確保だけでなく、その定着率を高めることが重要です。
一方で、全国で約10万人の方が、家族の介護・看護を理由に離職・転職している現状があります。
家族の介護に直面する従業員は、今後さらに増えていくことが見込まれています。
企業の中核となる人材が、介護を理由に離職をすることは、本人にとって不本意であるだけでなく、企業にとっても大きな損失です。
福岡県では、従業員が仕事と介護の両立を図りながら、引き続き、その能力を活かして働くことができる社会の実現を目指して、「介護応援宣言企業」登録制度を実施しています。
この制度は、企業・事業所のトップが、従業員の仕事と介護の両立を支援する取組を自主的に宣言し、それを県が登録するものです。
県は介護応援宣言登録証・登録マークを交付するとともに、県ホームページなどで広く紹介します。
登録マークは名刺やホームページ、求人広告などに利用していただけます。
仕事と介護の両立ができる企業としてPRでき、企業のイメージアップや人材定着につながります。
福岡県介護応援宣言登録マーク
介護応援宣言登録証
登録期間は3年間です。(3年毎の登録更新の際に、宣言内容を見直していただきます。)
福岡県内に事務所等がある、全ての企業・事業所です。
本社がある場合はその企業の代表者、支社のみがある場合は、支社の代表者の宣言になります。
企業・事業所のトップの方が、従業員の仕事と介護 の両立を支援するために具体的に取り組まれることを宣言します。
法定以上の制度をつくることなどを無理に宣言する必要はありません。
一歩ずつ両立しやすい職場の雰囲気づくりを目指して、貴社の実情にあわせて始めてみてください。
例えば
- 従業員の介護の実態や支援ニーズの把握
- 介護について相談しやすい職場風土づくり
- 介護休業・介護休暇が取得しやすい環境の整備
- 介護期間中の柔軟な働き方への配慮
このような視点で、社内で具体的に取り組んでいくことをご検討ください。
介護応援宣言企業登録制度 宣言内容例をご覧になれます。
登録の手順、方法などは「新規登録申請」のページをご覧ください。